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美作 小原山王山城跡① -大原神社から取りついて、10分でモリモリ遺構出現- @城跡行きてぇ:岡山県美作市

①美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
ソバです。

記事を書いているのは年始、1月3日。
なので僕の中では明けましておめでとうなんですが、
記事の日付上はまだ年末なんです。
どう書こうか悩んでいます
ってのを書いておけば、どちらとでも対応ができるだろうとの甘い考えで、
今こうやってどちらとでも解釈してもらえそうに書いています。


ソバです。
ここは妻氏実家の近くにあるガソリンスタンド。
朝日が素晴らしい背景になりました。

年末、京都市のコロナ感染者が増えてきており、帰省を悩んでいたんですが
「そっちいるよりも、田舎のコッチにいる方が安全やで」の義母の一言で、
妻子のみ帰省させることにしました。
とりあえず送って、一日だけ泊らせてもらいました。



②美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
トンボ帰りでも良かったんですがね。
せっかく播磨に行くので、、、
やっぱ廃城巡りしないとね。

てなことで、以前、兵庫県の佐用町にあります利神城跡に来ましたが、
今回はその利神城跡の麓を貫いているトンネルを北上し、
県境の地、岡山県美作市へとやってきました。

少し北上すると鳥取県
西へ進むと岡山県
東は兵庫県
まさに県境
つまり激戦区。



③美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
スキー場の看板出てきてるもん

結構な豪雪地帯へとやってきました。



④美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
山、白いね。

雪、積もってるね。


えっ
ラッセルとかすんの??



⑤国土地理院より 引用加筆
国土地理院より引用加筆

今回は、岡山県在住の城めぐらーさんお二人とご一緒させていただくことになりました。
待ち合わせ場所は大原駅スグのファミマ。
そしてクルマで1分、大原神社から裏山へと登って取りつく恰好になります。

その名も、小原山王山城跡でございます。



⑥国土地理院 拡大
もーちょい拡大。

その大原神社の前に駐車スペースがあり、2台くらいなら停められそうです。
あとは→の方向に直登です。
昔は階段がついていたようで、朽ちた階段跡がちょこちょこ出てきます。


373号線が旧街道のようで、因幡但馬方面へと延びていたんでしょう。
兵庫県を通るので、瀬戸内と日本海を結ぶ街道として結構重要やったんでしょうね。
しかもその兵庫との堺、そら重要な場所ですよ。



⑦美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
移動
大原神社



⑧美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
今回同行してくださったお二人

手前:ヤンズさん
奥 :石工さん

石工さんは、某城アプリの中国オフ会で、主催をされてらっしゃるお方です。
そら詳しい詳しい。

ヤンズさんとお二人で西播磨を攻めようかと誘ったんですが、
詳しい人いるよって事でご紹介して下さりました。
ガイドしてもらえると、廃城散策がスゲー楽なことに気付いたこの日。。。



⑨美作 小原山王山城跡 縄張り図@【美作の山城】津山市教育委員会作成
【美作の山城】津山市教育委員会 作成
転載・複製禁止

1500年頃に、南西側にある竹山城跡ってところに移転して、そのあと廃棄されたらしいんですが、
1500年にこんな立派なプランが作れたのでしょうか。
いささかナゾです。
こちらのお城に入られたのは宇野氏さんだそうです。
西播磨の笹の丸城跡に入っていた宇野さんと関連あるのかな?

だとしたら、竪堀の使い方なんかは共通するモノはありそうですが・・・
毛利ーニョが接収してそうな気もしないでもない・・・
尼子、毛利、山名、赤松、織田、浦上
この辺が入り混じったエリアですから、、、

なんとも言えんですね。
誰か解明してくれ。



⑩美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
では登りましょう。

神社裏
屋敷とかありそうですね。



⑪美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
10分直登。

直登っていうても、下草はないし楽勝っす。
ただ少々、角度がキツくなるくらいかな。
でも難易度は低いです。
体力さえあれば誰でも行けます。



⑫美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
こんな角度

知れてるっしょ



⑬美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
10分

見えてきた。


この季節は、広葉樹は葉が落ちているので、
足元はフカフカで若干足を取られますが、
視界は非常にクリアー。

縄張り図の、南端竪堀群から取りつくって感じかな。



⑭美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
もうモリモリです。

モッコリ土橋。



⑮美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
土橋から東側の堀切からの竪堀、兼帯郭with土塁
H Jungle with t
みたいな複雑さ。
スペル合ってるかなドキドキ


いい角度でございます。



⑯美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
堀底兼帯郭

右が土塁。
この土塁の向こうには、畝状竪堀がうっすら入っております。
ただ、ここの畝状竪堀(だいたいどこでもウネタテはそうですが、、、)は薄くて写真で収めるにはかなりテクニックを要します。
僕には難しいミッションだったので、心眼に焼き付けて参りました。


左上がⅢ郭エリア。
絶望的な角度。



⑰美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
土塁上からウネタテ

心眼で見てね



⑱美作 小原山王山城跡@城跡行きてぇ:岡山県美作市
土橋に戻ってきた。
土橋から西側のウネタテを撮影。

心眼で見てね。


こんだけ傾斜が厳しいエリアに、ウネタテをきっちり入れる辺り
几帳面な性格の方が作られたお城なんでしょうなって感じが伝わります。

てか殺す気マンマンですねぇ。



さすが県境
ここまでしないと負けちゃうんですね。
てかこんなきっちり縄張りした城郭なのに、移転しちゃうんだね。

竹山城跡ってのはもっとスゴイんだろうか。
未踏ですねん。

また播磨へ帰省したら行こう。




さて①はここまで
次はいよいよ中核に迫ります。



ではでは
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プロフィール

ソバッソ店長

Author:ソバッソ店長
城跡に行きてえ。城下町に行きてえ、山城に行きてえ。。。
と、日々悶々と過ごしている30'sです。

京都市在住で聚楽第跡の上で生活(ていうても洛外ですがね…)しているので、「平安京→秀吉さんの作り上げた聚楽第→家康が完成させた現代の京都→現代に続く。。。」を日々通勤時やらフォレスターでのドライブやらチャリンコやらで、フラフラと動いております。

●城跡
●城推定地
●縄張り図
●城下町
●遠征先のメシ
○ときどきパン屋
などをアップしていきます。

皆さまの城めぐりライフの、良きお供になることが出来れば幸いです。

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