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阿波 一宮城跡③



曲がり道の多い人生を歩む事が大変であるように、曲がり道の多い城郭も攻めるのは大変だったんだろうな。
阿波一宮城、その③です。

さあ集中力が持続しているので、一気に書き上げちゃいますよ。

愉快な仲間たちを引き連れ、いや連れられかな、本丸をあとにします。
本丸から小倉丸という、クソでかい土塁の上を平坦地にした曲輪に移動です。
道中にも防御設備がたっぷり。

IMG_1558.jpg


曲がるとこんな感じ。
よもやこんな高台が左手側にあるなんて、前の画像からは想像出来ないですよね。
さすが技巧派城郭。


IMG_1560.jpg


さらに進むと…
左手側にデケェ堀切が出現!これはシャッターチャンス!

と、思ったアナタ
お気を付け下さいね。
足元30cmの高さに、なんと有刺鉄線で侵入禁止にしているではありませんか。
スゲー立派な堀切、女性のスカートの如く、下からのぞきこんでやりたい。。。
が、その気持ちを抑えて下さいね。(女性のスカートもダメよ)

●徳島市さんにお問い合わせしました。
実はこの山、私有地なんだと。そしてこの高台の上に松が生えており、その昔は松竹山だったそうな。
城跡を散策しに来た人が盗んでいくのを防ぐために、有刺鉄線をしているのだそうです。
徳島市教育委員会さま、丁寧にご回答ありがとうございました。
でも、有刺鉄線に気づかないとエライ事になりますから、せめて注意喚起の看板を設置して欲しい。。。
あれはメグラーなら引っかかるよ。


IMG_1564.jpg


ちなみにしばらく左側には有刺鉄線が続く。
マナー順守ですよ。
守らない人のせいで、登城禁止とかにされたらかなわんで。


IMG_1566.jpg


ささ、無事にトラップをやり過ごし、奥に進むと出てくるこの大土塁。
小倉丸です。
これまた徳島市さんに頂いた縄張り図に記載の等高線の感じだと、高さ10m程度はありそうな感じ。

そんな事よりこの男、某城巡りアプリにて出会い、共に城跡を巡って二年の付き合いになるのだが…
どこの山城に行くにも、冬場は必ずコートを着ている。
おしゃれなのだ。優雅なのだ。

そういえば、同行者に一名、長サイフをズボンのケツポケットに差し、山城へ登るものもいる。
愉快な仲間たちは、ホント愉快だ。。。個性的。。。
僕も多分、個性的なんやろなぁ。。。


IMG_1571.jpg


さぁ登り切りましたらこんな感じ。
平坦地が広がるのですが、この上にも土塁があったそうな。
残りが甘いのですが、こんもりした部分がそれではないかと。
周辺は非常に開けていますね。視界良好。物見の意味合いもあったのかな。


IMG_1577.jpg


現地看板。
主要通路には設置されてます。


IMG_1578.jpg


小倉丸下の堀底道。


IMG_1582.jpg


どっかの接続路。
登って曲げて、段曲輪にて防御してたんかな?
あーどこやったかなぁ。


IMG_1586.jpg


ぼちぼち曲輪巡りもフィナーレです。
椎の丸へ向かいます。
城郭の端っこってのは、だいたい防御の要で非常に硬い設備にしてあるもんです。
これだけ技巧的な城郭、どんな防御機能が残っているのでしょう?
ドキドキワクワク


IMG_1587.jpg


いやフザけんな
椎の丸
きちんと刈ってもらえよ

冬なのにこのフサフサ
徳島が温暖な地域にある事を意味します
と、フォローするしかないくらいに茂っとるがな。
こういうとき、僕は「見るものが無かったことが分かって良かった」って思うようにしています。。。

マジ刈ってもらえよ


IMG_1589.jpg


ボサボサ椎の丸から戻り、空堀道へ。貯水池跡を目指します。
谷なのか堀なのか
これはいつも、同い年の同行者で林業に携わるオジサンとの議論になります。

ヤツがオジサンなら僕もオジサンか。
ワークマンで服を買う、といつも嬉しそうに話してます。
そなたも一児の父であろう。。。


IMG_1590.jpg


水の手が出てきました。
なかなか豊富な水量ですね。
同行者である、林業のオジサンの話では、

羽柴秀長に攻められた際に、貯水がたんまりあったから籠城して長くの間持ちこたえる事が出来た
との事。
そしてオジサンが徳島市から教えてもらってたのが、
貯水池を真ん中で仕切る土塁が当時はあり、貯水池の上のほうに跡が残っている
との事。しかし正式な調査をしていないから、詳細は不明。


IMG_1591.jpg


水の手には橋が架けられています。
この橋を渡り画像右上に進めば城域へ戻ります。
画像左上へ進むと、畑が出てきて城域から離脱。

これは現地徳島在住のカワイイおじさんが教えてくれました。
同行者最年長なのに、一番かわいい。
そしてスマート。
そして車がカッコいい。


IMG_1592.jpg


最後は水の手へ降りる道をご紹介。
こんな岩盤を、打ち込まれたチェーンを伝い降りて下さいな。


曲がり道の多い城郭は攻めるの大変だったでしょうね。守り側としては効率よく敵兵と対峙する事が出来たのでしょう。
ここで合戦があったのだなと思うと、感慨深いですなぁ。
城郭は人の命を守る場所、また人の命を奪う場所。
その事実を持ちながら、これからもリア巡ラーとして活動します。


最後に
徳島市さんから
続100名城に選出され、周囲の注目も集まっている。平成30年度中には発掘調査と整備を行う予定をしている
との事。

今後にこうご期待。
現地の皆さま、お邪魔しました。
整備ありがとうございます。
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プロフィール

ソバッソ店長

Author:ソバッソ店長
城跡に行きてえ。城下町に行きてえ、山城に行きてえ。。。
と、日々悶々と過ごしている30'sです。

京都市在住で聚楽第跡の上で生活(ていうても洛外ですがね…)しているので、「平安京→秀吉さんの作り上げた聚楽第→家康が完成させた現代の京都→現代に続く。。。」を日々通勤時やらフォレスターでのドライブやらチャリンコやらで、フラフラと動いております。

●城跡
●城推定地
●縄張り図
●城下町
●遠征先のメシ
○ときどきパン屋
などをアップしていきます。

皆さまの城めぐりライフの、良きお供になることが出来れば幸いです。

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